メッセージ
かつてない大災害となったこのたびの東日本大震災により、お亡くなりになった1万人を超える方々に対し、合掌し衷心より哀悼の意を表します。
また、家や財産が消失または損壊し、避難生活を余儀なくされている被災された皆様方に対しまして、心からのお見舞いを申し上げます。
毎日、報道機関を通じて目の当たりにする被災地の惨状と、難を逃れ避難所等で不自由な生活を余儀なくされている被災された皆様方のお気持ちを察すると、本当に心が傷みます。
真っ先に駆けつけ、私たちにできることをお手伝いしたい気持ちで一杯ですが、今はライフラインの復旧段階にあり、私たちが行くことで逆にご迷惑をお掛けすることも考慮し、その気持ちを抑えているところです。
今は、津山市やつやまNPO支援センターと連携して、市内から集まる災害支援物資の受入れとともに、被災地から津山に避難して来られる方々の支援のため、住居への荷物の搬入、片付け、最寄りの買い物先の案内等々の生活支援ボランティアを中心に活動を行っております。
災害発生から1ヶ月が経過し、被災地の復興に向けた取り組みや被災された方々への支援は、日本全体で真摯に考えていかなければならない重大な課題であり、一時のお見舞い程度では到底片付かない長期的な取り組みが必要です。
私たちは、食によりまちを元気にしていこうという理念のもと、まちづくり活動を行っている団体であり、被災地にもたくさんの私たちの仲間がおり、まちづくりのために頑張っています。
まちづくり活動とは、地域に住む住民が、その地域に対する誇りや愛着心から芽生えるものであり、まちづくり団体はこのような災害に遭遇した時、行政では対応できないような分野で、最も力を発揮できる存在だと確信しています。
今回の災害により被害を受けたまちの再生に向けて、私たちとしても何らかの後方支援ができないかと思っています。そのひとつがB-1グランプリを開催し、被災地に元気を送り、日本全体を元気にすることだと思います。
何でもかんでも自粛、中止を続けると経済活動が停滞し、日本自体が大不況に陥る危険性があります。日本がこれまで以上に世界をリードする存在であり続けるならば、一刻も早くショックから立ち直り、前向きに自らできることを実行する勇気が大切ではないかと思います。
私たちのまちづくり活動が、より多くの人々に広がり、日本全体が元気を取り戻すきっかけになることを心から念じております。
被災された地域の皆様方のご健康とそれぞれの地域の一日も早い復興を願い、私たちからのメッセージとします。
平成23年4月11日
津山ホルモンうどん研究会
代表 鈴 木 康 正